医学、口笛

日々の備忘録とあれこれ

20161212

秋ぐらいのことだったか、新宿駅で階段を駆け下りる際につまづき、2,3段飛ばして右足の親指で着地するとおいうアクロバティックな自損事故をやらかし、親指の爪が割れ、ついでに爪と指の間もややぱっくりと裂けてしまい、ティッシュを巻いてめちゃくちゃテンパりながら帰ったことがある。その後しばらく親指をいたわる歩き方、つまり小指側に体重をかける歩き方に自然となったせいで、内反小趾のような感じで小指の付け根が盛り上がり魚の目のようになってしまった。どうやってもぶつかると痛いし、靴をはかないなんてことが出来るはずもなく、stableに時折痛む小指の付け根を抱えながら生活していたのだけど、先週に思い切って魚の目治療用のサリチル酸パッチみたいなものを買ってきた。柔らかくしたらぽろっと硬い部分が取れてくれて、新品の小指の付け根に戻ってくれるんじゃないかと期待していたが、白くなるだけでなんも変化なく数日経過し、にっちもさっちもいかなくなって皮膚科に行った。
患部を見せようとパッチを剥がした瞬間、膿がにゅっと顔をのぞかせたのだ。更に先生がためらいなくふやけた皮を剥がして除くと、その奥からも膿が出てきて、まさかそんな展開になると思わず恐怖に包まれてしまった。「これを不衛生な家とかで処理してたら蜂窩織炎になってたかもしれないし来てよかったね」と慰められたが気が気じゃなかった。
なんでこれを書いているかというと、今日経過をチェックし、改善が見られたので一安心しているからである。いまだ軟膏を縫ってガーゼ貼り替え、水気禁という生活は続いているものの、治りが悪かったら表参道の足専門のクリニックで手術、と言われていた頃とは安心感が違う。褥瘡と同じ外用薬を処方された、というのはいささかショックではあるが、落ち込むこともあったけれどわたしは元気です。
こうした病気とも言えないような身体のパーツの不調は、命に直結こそしないものの、確実にQOLを下げてくる。がんの治療法の比較においてもQALYという生存期間とQOLの両方を加味した指標が用いられているのだし、QOLという観点だいじだなぁと思う。最後ぼやぁっとしてしまったけど、今日はそんなことを考えた一日。